ここで、ひとつエピソードを、
あれは・・・。2年前に東京の新宿で知り合いの経営者からの依頼で、どうしても相談にのってあげてくれないかとのことでであった。
会社を経営しているK社長からのなげきでした。
K社長:「羽田野さん、やっぱりはじめから、
成功する人と成功しない人は決まっているのでしょうか?
それとも何か特別なことでもしているのでしょうか?
起業してから私は一生懸命やっているけど、どうも思ったようにうまくいかない。」
どうやらK社長は自分には経営者としての能力がないのではないかと悩んでいたからしい。セミナーで学んだことを実践し、そのことを確認できたり、
そこで発生した悩みに対して意外に相談できる人が近くにいなく、
最近、眠れないようですこし疲れた様子であった。
話を聞いてみると真剣に何とかしたいと熱望していた。
たくさん学んだことを実践して、自己投資もして努力をしているのだが今一歩結果がでない。
K社長の悩みを分析すると
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たくさんの「学び」があったが、いったい何から行動してよいのかがわからない。
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知識ではわかってはいても、行動にはできていない。(特に組織の人の悩み)
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相談する相手が近くにはいない。
そこでの、K社長との会話はこんな感じでした。
K社長:「起業してからたくさんのセミナーに参加したけど、あまり効果がないように思えて。」
私:「どうしてそう思うのですか。」
K社長:「どうもせっかく学んだことが身になっていないような気がして・・・、会社の売り上げは伸びてはいるけど・・・。」
私:「いままでどれくらいセミナーに投資されたんですか・・・」
K社長:「はじめは安いセミナーに参加してみたんだけど、紹介されて高額のセミナーも参加をするようになり、トータルで200万くらい投資したかな。」
私:「そうですか、でも身についたこともあったんですよね。」
K社長:「もちろんないわけではないです。でも、もっと何かできるような感じがして・・・」
私:「それじゃ、その道のプロに相談してみたらいいじゃないですか?」
K社長:「それが、この前、集中特訓セミナーに出たときも相談をしてみたけど、ぜんぜん話にならないんですよ。目標設定をし情熱をもってやれば必ず成功できると大声で皆の前で宣言もしましたけど・・・」
私:「あっ、そうですか・・・・・」
K社長:「セミナーに参加したときはあつくなって、絶対成功できるとか幸せになれるとか思うんだけど、日々の業務におわれていると、それもだんだんと薄れてきて、3ヶ月もすれば忘れてしまうんです。でもなんとかしたいんです。」
私:「んー、そうですか。では簡単な方法をお伝えします。それは社長があきらめることです。」
K社長:「えっ、あきらめる。あきらめたくないから、羽田野さんに相談したのに、冗談はやめてくださいよ。」
私:「本当にあきらめたくないですか?」
K社長:「当たり前です、なんとかいまよりも飛躍したいんです。」
このやり取りが、社長の意識を変えるにはとても重要なポイントなのです。本気かどうかの確認です。
K社長:「絶対にいやです。・・・・・・・。」
私:「もう一度お聞きします、絶対にですか?」
K社長:「はい。」
私:「わかりました、では、あきらかにしましょう。あきらめるということばには諦める、断念するという意味のほかに、
明らめるという意味があります、事情や理由を明らかにする。はっきりさせる。心を明るく楽しくする。気持ちを晴れやかにする。ということです。」
K社長:「そういうことですか。心を明るく楽しくしたいです。さすがですね、ありがとうございます。是非ともそのコツを教えてください。お願いします。」
【あのときの不安げで真剣な社長の目はいまでも忘れません。】
「何とかできないか。」
なぜか?
私もその手のセミナーにはたくさん投資をしたり、実践で失敗してきたからです。そしてよきアドバイザーに出会い、真剣に教えていただいた時期があったのです。
人は出会いによって大きく変わることがあるのです。
私もあることが原因で人間不信に陥っていた時期があり、どん底状態を味わい。どうしようもない不安感に襲われ、いやもっと何か秘策があるはずだと思いながら日々さまよっていた時期があったのです。
まさに人生をあきらめかけたことも2度や3度ではありません。
「簡単にあきらめる必要はありません。なんとか、なります。」
「でも無理をしなくてもよいときもあるんです。」
私は、もがき苦しんでいるときに、ある方から声をかけていただき、教えを受けた言葉と気づいたことがありました。
・「お金とか地位なんかは無くなってもどうにでもなる、でも、生きる勇気だけは失うな」
この言葉には、勇気を本当にいただきました。
もうひとつは私が好きな古典で、【菜根譚(さいこんたん)】という処世の極意の中の一説にあるのですが。
・「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高く、開くこと先なるは、謝するこ独り早し。此れを知らば、以ってソウトウの憂いをまぬかるべく、以ってそうきゅうの念を消すべし。」
長い間うずくまって力をたくわえていた鳥は、いったん飛び立てば、必ず高くまいあがる。他に先がけて開いた花は、散るのもまたはやい。
この道理さえわきまえていれば、途中でへたばる心配もないし、功をあせっていらいらすることもない。
誰にでもうまくいかず、なにもできないときがある。そこではあせらず、じっくりと力をたくわえて、将来の飛躍に備えたい。それができるかどうかで、その後の人生の展開が大きくかわる。
これらの言葉にも本当に救われました、そして、それ以上に救われたのは、恩師が私を受け入れてくれ、真剣に私の話を聞いてくれたことがとても嬉しかったのです。
この苦しんだときに大きな気づきがありました。
経営者になるための習慣やお金の習慣、人生を豊かに過ごすための習慣などはいまの学校や家庭ではほとんど教えてはくれない。 わからないまま社会にでて、真剣に相談も乗ってくれる人もあきらかに少ないのです。
税理士・会計士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、中小企業診断士、など士業の先生方も、経営者として必要な習慣については一部の方を除いてほぼ全員が白紙の状態でスタートなのです。
最近は起業ブームで、会社を辞めて起業しセミリタイヤみたいなことがはやっていますが、あたりさわりのないことを教えられて、余計に迷ってしまっているかたもおおいです。
現状は起業してから生き残る会社は統計上わずかである。
5年たって生き残っている会社は3%くらいなのです。
生き残っていても赤字会社が70%もあるのです。
私はたくさんの逆境の中から、気づきがあり、あきらめかけた時から成功の習慣を学び実践し、最悪の状態から抜け出し、おかげさまで一歩一歩、進むことができるようになったのです。もちろん今も歩いている最中ですが。
ですからなぜ習慣を強化することが重要かをお伝えすることができます。お話を真剣に聴くことができます。
先ほどの会話の続きです。
私:「わかりました、では、簡単な方法を小声でお教えします。どうして小声かというと、当たり前のことを実践するだけだからです。」
K社長:「本当にそんなことだけでいいんですか?」
私:「まぁ、うそでもいいからと実践してみてください。私はその成功の習慣をひとつひとつ身につけたことにより、前よりもだいぶ楽に生きることができるようになりました。ぜひ成功の習慣を身につけてみてください。」
K社長:「じゃあ早速やってみます。」
と、その日は少し晴れた顔でかえっていった。
6ヵ月後、K社長と食事をしながら、
K社長:「羽田野先生、本当にありがとうございます。6ヶ月前に成功の習慣に対するヒントに気付き、あれからコンサルティングをしていただきながら、よい習慣を継続できるようになって、気持ち的にものすごく楽になりました、特に従業員との関係がよくなりました。最近、徐々にお客さんも増え、会社の売り上げも前年よりもUPしています。」
私:「すこし、うるっときてしまいました。単純にうれしいです。この瞬間がわたしのいまの生きがいなんです。・・・・・・」
これまで、私は本当に変わりたい数百人の方のお話を聞きかせていただきました。
【私のアドバイスの元になっているのは】
人の話を真剣に聴き相手の魅力に気づくことです。
この5年間で日本中を旅をしてまわり、
たくさんのすぐれた人やモノ、食べ物に出会い、お話を聞き、
自然に触れ、五感で感じ、自分の足で探し出し、
徹底的に考え、 教わり、 体験し、
できたことを蓄積させてきた本物の習慣論です。
理論だけではなく、
すこし、泥臭いかもしれない実践の習慣についてです。
だからこそ、経営者の方や士業の先生方に、私のノウハウはお役に立てるはずです。