ルータイス 『習慣と慣れ』
「花の香りよりも腐った魚の匂いがすきな女」の昔話を聞いたことはありますか?
昔々、魚売りの女がいました。その女は魚を売ること以外は何もわかりませんでした。あるとても晴れた夏の日、その女は女王様のパーティーの手伝いのため、お城に呼ばれました。
お城はすばらしい花の香りで溢れていました。するとその女は「なんて臭い匂い!どうか、私をここから出して私の住み慣れた魚売りの家に帰らせてください。」と申し立てたのでした。
なぜ花の甘い香りよりも魚の匂いを選んだのでしょうか?
その原因は、単に習慣と慣れとによるものです。
この昔話の教訓の通り、人は怒り、悲しみ、苦しみといった感情とともに凡庸を好み、見知らぬ環境に置かれた時には違和感を抱くものであり、違和感を拭い去るために自分の慣れ親しんだ心地よい環境へと自分をいざなおう、違和感から逃れようとするのは自然なことです。
ですが、人生とは不思議なもので、逃げずに困難な状況を乗り越えたときに、達成感や評価、感謝する気持ちを得られるだけではなく、その過程において、生まれながらに持った美徳や長所を伸ばし、潜在能力を自分自身と社会の利益のために発揮するようになれるのです。
毎日このような能力を発揮させている人たちが身近にもたくさんいます。ですから、みなさんも持って生まれた潜在能力を発揮し活躍してください。
ルータイス







